リングに加工すればいつでも眺められるし、いろいろな光源で様々な表情を楽しめます。
しかし、どちらかというとペンダントの方が好きなのかもしれないということに気付いたのはつい最近のこと。
もしかしたら、魔法のアイテム感をより出しやすいからかもしれません。
そこで本気のペンダントを加工することにしましたという、ただの雑談です。
今回、どうしても作りたいと思ったのは大きめペンダントトップ。
候補の石はいくつかありましたが、常に眺めていたこの水晶を加工することに。
ちょっと不思議な形だと思いますが、これはポリッシュされた水晶の柱の尖った部分のスライスです。
両方が尖った形の水晶だったため、この形は2つありました。
スライス部分は平らで、裏側はファセットされたような形になっています。
ちょこっと穴があったり、丸い謎の模様が入っていたりしますが、本名はアメシストということになると思います。
まず、実験としてコンビを作ってみたいという思いがありました。
そこで今回は、プラチナの艶消しにピンクゴールドを重ねることに。
さらに横の部分は飾り模様のような感じにしました。
出来上がりはかなり期待通りで、やり過ぎ感は否めないですが、魔法しか使えないようなデザインになりました。
キラキラする箇所があったり、レピドクロサイトが光ったり、後ろの面が光を返してくるのが不思議な印象です。
小さなダイヤモンドと、ちょうど手元にあったので小さなアメシストもあしらっています。
大満足のペンダントトップでしたが、この水晶、実は28.43ctもありました。
そして、25㎜ほどのサイズ…。つまり…
チェーンも込みですが、ペンダントトップの重量はこちらです。
重すぎて、身に着けていると頭痛がはじまってしまう強すぎるペンダントトップが出来上がってしまいました。
運よく地金が高騰する寸前に作ったのですが、それでもものすごい加工費に…。
そして、重すぎてなかなか使えません。
実際の中石よりもさらに大きなサイズになるということを理解できていなかったようです。
こうして手のひらに乗せた画像を見ても大きさが分かります。
当たり前の話ではありますが、実際に身に付けたい場合は重量やサイズにも注意が必要だと学びました。
身に着けることはあまりないですが、とても美しいペンダントトップなので、うっとりと眺め倒しています。